「身勝手の極意」がカッコ良すぎ!
見ました?ドラゴンボール超!
悟空が、また進化した…!
僕は哲ガキの名の通りガキなんで、テンション上がりまくりで興奮しましたよ…!
もう30過ぎてんですけどね笑
物心ついた時からドラゴンボール好きだったなぁ。
悟空がナメック星に行きはじめるところからテレビ見始めました。
人生最初のドラゴンボール。
なので、フリーザ編まるまる見る事ができたと。
そのフリーザ編、おそらくドラゴンボールで最も有名なシーン。
悟空が初めてスーパーサイヤ人になるじゃないですか!
ビリビリっと稲妻。
悟空の髪が逆立って。
ガキンチョの僕はちびりそうなくらい興奮しましたよ…!
で先週、悟空が「身勝手の極意」つって、めちゃ強くなったのを見て、あのガキンチョ時代の興奮を思い出しちまいました…!
(最近の悟空は金髪卒業しちょる)
https://twitter.com/sumutemu_/status/916830535279796224
人心掌握術。ファンをつくるという目線から。
「負けると強くなる」
「姿形が思いっきり変わる」
これはもはや悟空のアイデンティティ。
しかも追い込まれて、ハンパないピンチ迎えた折、最後の最後に進化して強くなるんやもん。
こりゃガキンチョ達は興奮するしかないっすよ!
変化ってのがいいんだよなぁ。
変化って奥が深いんですよ。
先日、友人と酒を飲みました。
その時、友人は「笑いとはなにか?」を語ってたんですね。
笑いとは、緊張と緩和だと、友人いわく。
談志か誰かのコトバのよう。
詳しいことは、僕は知らんですが。
緊張と緩和。これ、納得ですね。
Amazonプライム・ビデオ限定配信で、松本人志監修、ドキュメンタルという番組があります。
笑いのバトルなんですが、これ芸人さんらが、笑わそうと必死こいても笑えないんですよね。
ふとした時の、意図のない空気感。
その時こそ笑ってしまう。
- 笑わそうと頑張る←緊張
- ふとした間が空く←緩和
緊張と緩和ですよ、まさに。
ドキュメンタル深いねえ。
人間の不思議さを感じます。
人心掌握術の基礎。「波理論」を提唱する
波なんですよね。
絶えざる事象の変化のあいまに、人間の感情を劇的に変化させるなにかが潜んでるんです。
いま「波理論」と名付けるけども、波こそ、笑いのみならず、人の魅力の生まれる第1条件だと僕は考えてるんですね。
ファン化の根幹すら、この「波理論」だと僕は考えていて。
「人の魅力は、ギャップにある」ともよくいわれます。
人の心は、変化が大好物なんですね。
さすが悟空、ここ押さえるどころかアイデンティティにしてる。
変化をもたらす悟空は、波理論の権化そのもの。
なるべくして永遠のヒーローになってるわけです。
そんじゃ、ここから僕ら学べない?と僕は考えてるわけですよ。
波理論・実践編。3段階の法則
先に結論いいますね。
楽・喜・激。この3つをつかいこなせば、悟空レベルでファンメイクできますよ。
楽→喜→激となるごとに、興奮度が上がり、ファン濃度が高まります。
激が、いちばん濃い。
逆に、ファン濃度の低い「楽」は、小出しにできるのがいいところ。
表をつくってみましたよー。
それぞれ説明しますね。
第1の感情、「楽」
「楽」は、もっともシンプルかつ典型的な波理論ですね。
緊張と緩和。お笑いがいい例。
打ち寄せる波と同じく、人間にもリズムがあるんです。
おもろい事って、必ずリズムがありますよ。
おもろい文章もリズムです。
だから、僕は今リズムに気をつけながら書いています。
僕の記事は、どちらかといえば画の少ない方。
だから、文章にこだわります。必然的にそうなる。
気づいてないと思いますが、実は僕、「ですます」口調とタメ語、織り交ぜながら書いてるんですよ。この記事だってそう。
これもリズム。波理論。
あとは、僕の文章が、ぜんぶ黄色いアンダーペン引いてたら、どれひとつ重要に見えないじゃないですか。
はい、これ重要。じゅーよーですよー。「楽」は、波理論なのですよー。
ね?上のマーカーの文章、どれ1つとして重要に見えないでしょ。
ここにも波理論が潜んでいる。
第2の感情、「喜」
真ん中の感情、「喜」。
これを自然と与えることのできる人間は、モテるでしょうねえ。
なかなかできることじゃない。
僕の友達にも、これできる奴いるんですよ。
えらいなあと思う。
それでもいちばんありふれた喜びは、会話かな。
とくに初対面に潜んでいて。
相手が、海のものとも山のものとも知れない時。
そんな緊張状態のときに、知らない相手ときちんと話ができれば嬉しい。
ちゃんと目を見て相づちうって笑ってくれると、認められた喜びを感じる。
この感覚は、とくに女性に顕著かなー。
人見知りの子が多いからね。
だからこそ、波が発動する。
厳密には、初対面というよりも、女性が心を開いてくれてから。
男性諸君。女性は、心を開いてくれた時が、初対面だと思うべし。
その時は、きちんと目を見て、きちんと名前を呼んであげましょう。
モテますよ?
聞き上手がモテるって、そういうこと。
波理論ですねえ。
一度、女性が「喜」状態になると、第1の「楽」を、おもろいほど発動してくれます。
あなたが何やっても「楽」、惚れていれば「喜」も、ちょくちょく発動してくれます。
もはやいちゃついてる状態だね笑
この状態は、双方とも幸せだよね。
第3の感情、「激」
初めにいっておくと、これはなかなか発動させられる感情ではない。
悟空だって、毎回「身勝手の極意」発動してたら、僕にも興奮はなかったわけで。
てかそれこそ、最初はスーパーサイヤ人に感激の嵐だった僕も、スーパーサイヤ人のバーゲンセール化により、いくら変身したところでなにも感じなくなっちゃった。
感動・感激の類は、コントロールが難しい。
それでも、「激」の発動に成功したならば、もはや不動のブランドを得たといっても過言じゃない。
iPhoneはいい例。
「楽」や「喜」を超えた「激」をもたらしたから、もう発売から10年たつにもかかわらず、iPhoneは、いまだに健在。
健在どころか、日本市場の支配者。
悟空のスーパーサイヤ人も、もはやブランド。
外国人も「スーパーサイヤン!」なんつって遊んでる。
「ブランディングは物語性」だといわれる。
それは、物語こそ波理論を生み出す土壌だから。
合わせて読みたい→こりゃ並ぶわ!箱根蕎麦の名店「はつ花」からブランディング戦略を学ぶ
物語性の中でも、「激」に成功すれば、これは最高のブランディング、最高の波理論実践ですよ。
ここまで至れば、ちょっとやそっとのことでは人の心は移ろうことはない。
大したことしてなくても、「楽」と「喜」を発動してくれます。
だって、あなたの行動そのものがブランディングされてるからね。
何をやっても5割増しに光って見える。
ドラゴンボール超って、最初は、ってか今もそうなのかな、あんまり評判良くなかったんですよねえ。
あーそうそう。
最初は、絵がカクついてるとか何とかいわれてた。
いまもう改善してるよね?
評判悪かったドラゴンボール超。
でも僕は好きだった。
クソアニメだろうがなんだろうが、悟空やベジータともう一回会えるなら、別にアニメの質なんてどうでも良かった。
ファンなんですよ。
子供時代にたくさん夢をもらったから。
あの感激は、いまでも無意識の底に、一定の居場所占めてます。
完全にドラゴンボールから「激」をもらった人間なんです、僕。
たぶん一生ファンなんでしょうね笑
どうですか。
これが「激」状態ですよ。
なかなか発動できない代わりに、一度発動したら一生もんです。
哲ガキ的まとめ
波理論を実践すれば、ファンをつくることが可能。
人心掌握術の権化と化す。
「そんな技術、人に使いたくない」という方にはおススメしません。
しませんが、会得しといた方がいいよね。
だって、誰も損しないじゃないですか笑
あなたも相手もハッピー。
どんなに優れた資質を持っていても、人に評価されないと意味ないんですよね。
僕も以前は、「いいものは自然と分かってくれるものだ」主義者な部分ありましたが、いまは全然そうは思わない。
いいものはいいように見せる必要があるんですよ。
そのための「波理論」ですね。
人心掌握して生きていきましょ!
- 人の心は、変化を求める。これが波理論。
- 波理論には、「楽」「喜」「激」の3要素がある。
- ブランディングとは、3要素の不断のめぐりあい。