高単価でも売れるのは、日本人の消費行動が変わったから
ダンディ張ってるきょうさん@q_ohhhです。
いま出版の準備してますよ。
といっても、紙媒体の本ではないです。
電子書籍ね。
「根づかない」と言われて来た電子書籍ですが、そろそろ一般化の兆しが見えてきました。
その特攻隊長を担ったのがnote。
noteとは、ウェブ上で、文章や動画、音声を販売できる媒体。
使いやすいです。
noteで月間20万の売上げ立てる人なんてザラにいる状況。
20万あれば、裕福ではないにせよ暮らせますね。
作家と名乗っていいレベル。
noteでは現状、「ビジネスノウハウ」の文章が多く販売されています。
オモロイのが、高単価でも売れる売れる。
日本人は、いまいいものは高くても買う。悪いものはたとえ激安でも買わない。という消費行動に移ってきています。
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以前までの「安けりゃ買う」「ブランドだから買う」といった、盲目的な消費行動がなくなってきています。
自分の目で確かめて買うようになってきている。
だから、noteの1万字程度の文章が、¥4980で買われたりする。
一般の新書が10万字で¥800だったりするのを見ると、これは驚異的な単価。
でも買うんですよ。
僕も買ってます。
だから、安さで釣ってる飲食店なんて「センスないなあ」と僕なんかは思うわけですよ。
現代人は自分の満足感に、お金払いたいんですから。
唯物的ではないんです。
唯心的です。
僕が売るモノ
僕は、noteで人気の「ビジネスノウハウ」は売りません。
まだ僕の中で体系的にまとまってないから。
僕が売るのは「古代ギリシャの歴史話」。
何年か前に、SNSIという研究家たちの集まりで発表した論文です。
それを大幅に書き直して、論文調ではなく語り調にして販売する予定で、いま手直ししている最中です。
ところで、これちょいちょい思うんだけれど、「である」調の文章ってもうやめた方がいいんじゃないかなあ。
かつてヨーロッパじゃ、本は全部ラテン語で書かれてたんですよ。
ラテン語は、庶民が読めない高級言語。
それを、デカメロンだったかな?ペスト期の阿鼻叫喚を描いた作品ですが、日常のコトバで書くようになっていったんだね。
すると、庶民がみんな読めるようになっていった。
知識が、知識人以外にも解放されたわけで。
僕は、これは現代日本にも当てはまると思っていて。
話し言葉で書けばいいんですよ。
生きてるコトバ。
ちょっとくらい文法的に間違ったっていいの。
生きてるコトバにはリズムがあるし、リズムこそが人の感性を刺激する。
リズムのない文章は眠くなってしまう。
「である」なんて日常じゃ使わないでしょう。
ところで歴史本は売れるのか?
noteじゃ、ビジネスノウハウが盛んだと書きました。
だから「歴史本は売れるのか?」といえば未知数。
歴史や哲学は、ビジネスノウハウに比べれば市場は小さいでしょうし。
あとは、ビジネスノウハウの場合は「投資だから」という観点で買い物ができる。
¥5000払って¥50万にできるスキルが身につけば御の字。
投資大成功。
歴史や哲学には、この要素が薄い。
純然たる知識欲か、投資といっても抽象的な投資。
だからある意味、今回の僕の出版は実験です。
タイトルは「ソクラテスは悪人?『哲学』はどうして生まれてきたのか」(仮)。
以下、あらすじ。
哲学が生まれてきたのはマネーのため。お金のため。
お金は、バラバラなギリシャを一つにするために産み出された。
お金の設計図だった哲学だけども、ソクラテスのあたりから宗教チックに妄想チックになってゆき、最終的には神(God)を産み出してしまった。
売れるかなー?
3万字以上あるんですが、最初は¥500で売ろうかな、と考えてます。
実際は、全然それ以上に価値がある、と僕は自負してるけども。
それで売れてきたら、少しずつ金額上げていくつもり。
そういうこともnoteではできるんですよ。
どうやって売るかの戦略
どうやって売るか?なんですが、いまGoogle検索で「哲学とは わかりやすく」と検索すれば、僕の記事が4番目に出るようになっています。
1位とるつもりで書いたんで、3ヶ月後には1位とってること願います。
この記事ね。
「哲学とは わかりやすく」
このワードは、yahoo!とgoogle合わせて、月に1500ほど検索されているワード。
上記の記事にはー、、だいたい月に100人くらい来てくれてるのかな?
ここが導線ですね。
ここからnoteの文章を買ってもらう。
僕が思い描くユーザーは、
- 僕のように哲学にハマった人
- 大学院生・大学教授
です。
彼ら、まだまだネットで文章を買う習慣のない人に、どう買ってもらうか?
これは、僕のWebマーケティング術が試されている部分でもあるわけですよ。
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まとめ
noteの後に、Amazon着手します。
Amazonの方が、やや難解だからね。
それでもAmazonならば、noteでは出会えない、中年以上から老齢の方にも届けることができるかな、と考えてます。
まあとにかく、実験実験!
Webはこうやって、何度でも実験できるからいいよね。
紙の本だと、一発勝負みたいなとこあるから。
今は、紙本と電子本がせめぎあう過渡期。
紙本の方が、まだまだ市場は大きい。
出版社も、このせめぎあいの中で青息吐息。
出版社こそ、Webマーケティングに特化すべきなんですが、今まだそれができていない模様。
5年後には、出版社のカタチも大いに変わってるでしょうね。
つらつらと出版社が電子書籍に弱い理由を探ってみたけど、つまりは
・意外と金かかる
・紙媒体と仕様が違うのでめんどい
・Webマーケティングの知識がない
・電子書籍の市場がまだ小さくて利益にならないってとこか。
— きょうさん@ダンディズム研究家 (@q_ohhh) April 26, 2018