ダンディ張ってるきょうさん@q_ohhhです。
恋に身を焦がされ続けて、気づけばダンディになりました。
僕も思いこみは強い方だったから、ヘタクソな恋愛もたくさんしてきましたよ。
まったく、、
今じゃいい思い出だけれど、ガチで眠れない夜もありましたねえ。
若い子やアーティスト肌の人間は、壊れるほどに恋をする。
そりゃもう、カラダが破裂しそうなほどに。
男と女なんて、言ってしまえば生殖してれば事足りるものを、なぜにここまで非合理的に突っ走るんでしょうね。
「恋」には、人間の不思議が隠されています。
本能が壊れた人間
男と女なんて、生殖してればいいんですよ。
動物として見るならば。
でも人間は、しばしば自らの動物性を逸脱して、生殖を超えた世界を恋に見るわけで、この世界は当人たちにしかわからない。
同性どうしの、いわゆるゲイやレズだって存在するわけで。
もう生殖なんか一切関係ないよね。
恋は、想像力の賜物なんですよね。
決して、動物性の本能からくるものではない。
想像力は、人間の特殊な部分で、宗教やマネーや倫理、もろもろ含めて人間しかない現象。
これ全部、想像力が生みだしたモノ。
「本能が壊れた人間は、幻想によって失われた本能をカバーするのだ」と、岸田秀氏は主張しました。
幻想にムラムラする
「唯幻論」といって、僕らの欲望は幻想によって裏打ちされている、との主張。
幻想を介さないと、欲望が出てこないんだ僕らは。
ゲスい話、たしかにそのへんのAVだってナースやコスプレ、特殊なシチュエーションで売ってるんであって、ただ「セックスします、はい終わり」なんて言った日には、売り上げなんか上がるわけないしね。
幻想や物語が、僕らの欲望をそそのかす。
マーケティング戦略の根幹ですね。
新しい人との出会いが楽しいのも、そこには謎が多いから。
謎に魅惑されていたいから。
想像力をそそのかされたいから。
まあこのへん、男の方が強く持ってる感覚なんでしょうけども。
ヤって終わりの男どもは、そこで幻想が終わってるからですよ。
男は、どシンプルに幻想にしたがって行動します。
一方、女の子は、自分の「性欲」と「付き合う」は分けて考えている。
それでも、とくに若い女の子が強く抱く幻想は、年上幻想ですね。
マジな話、男は年上の方がモテる。
そこにはやっぱり、「知らない世界を見せてくれる」という幻想への憧れがあるわけで。
幻想が目的を超える
ただ幻想にしろ物語にしろ、目的は生殖のはずじゃないですか。
壊れた本能をおぎなって、想像力をそそのかす事で、やっとたどり着いたセックス。
のはずなのに、しばしば幻想は目的を超える。
ゲイやレズビアンはその可愛い現れで、心中もそうだね。
もっといくと好きな人を刺すとか、さらに進めば好きでもなんでもないのに、出会い頭に殺す通り魔。
幻想の犠牲者たちが出てくる。
人間界では、しばしば幻想が暴れる。
モテるのも商売も本質は同じ
幻想は暴れさせるものではない。
うまく使ってあげるもの。
だから、この幻想性をうまーく使えるようになれば、恋も商売もスンナリいきますね。
商売では、それをブランディングと呼ぶんでしょう。
恋の秘訣は、「もっと知りたい」と思わせることかな。
まあそれでも、幾度も恋をしていれば、だんだんそんな幻想まみれの恋に限界が見えて、落ち着いた関係を求めるようになっていくんでしょうが。
いまの時代だと、人はそれを「愛」と名づけてるんでしょう。
でももっといえば、「愛」なんて大げさなコトバじゃなく、もっとゆるい人間関係だよね。
愛だろうと恋だろうと、あんま幻想に飲まれないことが、より良く生きる秘訣だね。
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