大人のカラダの重さ=けつの硬さ
キョー@q_ohhhです。
9年間の東京暮らしを経て、いま福岡の田舎に住んでいます。
僕ね、引っ越してきたばっかなので自然風景が嬉しくて、外でサッカーしまくってるんですよ。
ある日、ツレと公園でボール蹴ってたんですね。
そしたら、小学5年生くらいの女の子が「一緒にサッカーしようよ」と話しかけてくれたわけ。
「おーいいよ!」つってサッカーしたり鬼ごっこしたり。
そりゃ僕もかつてはスポーツ少年だったわけで、サッカーや鬼ごっこで、そんじょそこらのガキンチョには負けませんよ。
そりゃスパッと走り去ります。
が、、なんかおかしい、、
カラダがもどかしい、、
子供達、きゃっきゃ飛び跳ねる横で、強引にカラダ動かして、強引に彼らより速く走る僕がいたわけです。
子供にはない筋力を頼りに。
楽しそうに体を動かす子供らとぜんぜん違います。
子供らはスイスイ、僕はドスドス。
これね、勉強してわかったことですが、けつと股関節が動いてないんです。
足の付け根の、けつ周りや股関節が硬くて動けないから、強引に脚の筋力で動こうとする。
力だけで動こうとした結果、ドスドスした動き方になるわけです。
子供らの、足の付け根からのスイスイとは全然ちがう。
僕けっこう脚に筋肉ついてるんですよ。
これがまた良くない。
筋肉がしゃしゃり出てくる。
だから最近はやりの、筋肉(アウターマッスル)だけをつけるトレーニングってどうなんだ?と、いま僕は思っています。
そうではなく、子供のような人間本来の動きこそ、僕ら身につけねばならん。
この考え方は、東京仙人ジムというサイトさんから学びました。
ブレない子供、ブレる大人
ちょっと「まじかよ」と思って写真撮らせてもらったんやけれど。
この姿勢からもわかるけども、子供は尻がキュッと腰まで入りこんでます。
体幹がしっかりしてるのが良くわかる。
一方、大人はブレブレ。
大人の方はサッカー経験者です。
でもね、インパクトの瞬間に腰がブレて、けっこうボールがあっちこっち飛んでしまってました。
脚の筋力で強引に蹴るからですね。
それで脚に引っぱられて腰がぶれぶれになって。
体幹が死んでる状態。
スポーツ選手でも、子供時代の方がパフォーマンスが優れている選手って割と多いじゃないですか。
浅田真央ちゃんとかそんなイメージ。
あと14歳でオリンピック金メダルとった岩崎恭子さんとか。
イチロー引退しちゃったけど、イチローのトレーニングも筋肉肥大を拒否するものでした。
宮本武蔵も、13歳の時に兵法者・有馬喜兵衛を討ちとってるわけで。
そういうことを書いてるのがこの本。
宮本武蔵、生涯の最後まで、この13歳時のカラダの動き方を求めていた、と。
デビュー戦が、生涯最高の勝利だったと。
宮本武蔵は、なぜ強かったのか? 『五輪書』に隠された究極の奥義「水」 /講談社/高岡英夫
失われた感受性
僕自身を思えば、16〜17歳頃から筋肉がつきはじめて、それとともに動きづらくなっていきました。
あと思うのが、その頃、音楽も聴かなくなっていったなあと。
関係あるのかわからないけども、体幹主導の自然な動きを忘れると同時に、感受性も曇るのかなと仮説を立てています。
ようは人間の自然状態から離れてしまうということですね。
18歳以降、僕自身は、思索、頭脳活動に重きを置くようになっていって、カラダのことを省みることがなくなっていきました。
感受性が干からびてゆきました。
ただ今回、公園で子供達と遊んで、なんでもないことが楽しかった、あの遠い感受性を少しだけ取り戻すことができたんです。
体幹、股関節、ケツが主導で動くカラダが欲しい。
筋肉にふりまわされていると、大事な自然を失っちまうよ。