東アジア情勢をウラジーミル・プーチンから見る。

松村享(まつむらきょう)です。私たちは現在、東京の中野新橋でシェアハウスしてます。男女3人です。

中国の派閥研究をはじめたら…

北朝鮮の論文を書こうとして行き着いたのが中国の派閥研究。

資料集めやってたら、いつのまにかこのブログを放置。

良くないですねえ。

ブログは毎日書きたい。でも研究はじめるとそっちにのめりこむ。両立ができない。

これは、この機会に克服しなければならない私の弱点です。

論文は料理といっしょ

料理って具材を買ってきてつくります。

論文もおなじで具材たる情報をえらんで持ってこなければなりません。

ただし情報は玉石混交(ぎょくせきこんこう)です。腐った肉で料理はできないんです。

えらぶ基準をもたねばなりません。その際に、恣意的であってはならないのはもちろんです。

前回の私の記事、北朝鮮問題の中核として「瀋陽軍区」をあげました。


(記事はコチラ▶️これからは日本海側の地方都市が発展する。

瀋陽軍区(しんようぐんく)は、中国人民解放軍の北方担当軍です。

これが北朝鮮と癒着している、と。瀋陽軍区がボスで北朝鮮が手下。

ということは北朝鮮問題、中国の派閥争いが根にあるんです。

習近平が反腐敗運動をやっている。

反腐敗とは、瀋陽軍区=上海閥=石油閥を叩きのめすことにある。ただし瀋陽軍区に関する情報は少ない。

ネットで探して信頼できそうなのは、

  • チャイナ・ウォッチ(日本戦略研究フォーラム)政策提言委員・拓殖大学海外事情研究所教授 澁谷 司筆
  • 2017年4月6日発行「夕刊フジ」河添恵子著を、引用したブログ。

  •  宮崎正弘の国際ニュース・早読み(悪名高き瀋陽軍区へ大なた)
  • 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」中国人民解放軍「北部戦区」(旧「瀋陽軍区」)の実態とは
  • ネットだけじゃ話にならない。もちろん文献も。

     


    図書館やらアマゾンやらで文献を揃えました。

    あとは私は副島隆彦という方が主催するシンクタンクの研究員なので、当然ながら副島隆彦著の文献も渉猟(しょうりょう)します。

    それで今、私は素材えらびをしている最中です。

    おおまかな見取り図としては、

    ○習近平単独では瀋陽軍区=上海閥=石油閥=北朝鮮とのいざこざを解決できない。ガンを自力で治療できないのと一緒。

    ○ここにトランプ大統領がからんでくるけども、トランプにも解決できない。トランプはそもそも「アメリカ・ファースト(アメリカ国内問題優先主義)」なんです。

    ○プーチンがやる。プーチンには羅津港という利権がある。

    港。エネルギー。プーチンにとっての死活問題が、北朝鮮にはある。

    羅津港の第3埠頭はロシアが実効支配しています。

    ここはこれから東アジア最大の港になる。それだけの可能性を秘めています。

    コチラに羅津港を取材した記事があります。

    ▶︎平壌日記 PYONGYANG DIARY 北朝鮮 羅先経済特区を徹底取材

    ロシアは目下、羅津港の第3埠頭を開発している模様。

    ロシア・プーチンは極東の開発と利権の確保に血道をあげています。

    そのプーチンが、北朝鮮問題をほおっておくわけがないんです。

    あとはエネルギー。

    2017年4月12日。アメリカ国務長官のレックス・ティラーソンがプーチンのもとを訪れている。ここで北朝鮮問題を話しこんだはずです。

    ティラーソンはもともと石油メジャー最大手のエクソンモービル、そのCEOを勤めていた人物です。

    とんでもない規模の資源を抱えるロシアとは蜜月(みつげつ)だった人物です。

    北朝鮮も、プーチンのエネルギー戦略のなかに組み込まれています。

    PDFで資料を見つけました。

    JOGMEG 石油・天然ガス資源情報「拡大する北東アジアのエネルギーフロー」本村眞澄著

    プーチンもティラーソンも、ということはトランプもキッシンジャーも、習近平と同じく瀋陽軍区=上海閥=石油閥=北朝鮮をたたきつぶすべきだと考えている。

    ところがプーチンは、経済制裁をうけた北朝鮮の金正恩政権を援助する動きにでる。


    複雑な動きをしますねプーチン。

    日刊ゲンダイの記事です。▶️金正恩に援軍 国連安保理をひっかき回すプーチンの“思惑”

    いちばん大きなところで主導権を握っているのはプーチンなんですよ。

    金正恩を手のひらのうえで転がしたあと、うまく取って食うつもりなのがプーチンです。

    プーチンこそ、東アジアの平和を望んでいるんです。ロシアの利益のために。(続)

    続きはこちら。

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