松村享(まつむらきょう)です。私ら3人、東京の中野新橋にてシェアハウスやってます。男女3人ですね。ほぼ家族です。
北朝鮮問題と直結するのが、日本の日本海側の都市
私はもともと福岡の北九州市という地方都市の出身です。
北九州市は、八幡工業所のあった場所。
八幡工業所は、みなさん小学校の頃の教科書で習ったと思います。
八幡工業所は現在、新日鉄となまえを変えています。私の祖父も新日鉄と取引してました。
私は実家にいるのがイヤでイヤで、14歳とか15歳の頃から家出をくりかえしてました。
家出してそのまま東京まで旅に出たこともあります。護身用にトンカチもってました。
15歳の私にとって北九州は、なんだか色々と中途半端だったんです。都会でもないし田舎でもないし。
だから私はいまでも、大都会あるいはど田舎が大好きです。
北九州も日本海に面しています。
あの辺り一帯は古代日本の中心地です。
私が住んでいた地区には、穴生(あのう)とか永犬丸(えいのまる)とか皇后崎(こうがさき)などなど、古代っぽい地名があふれています。
おそらくたたら製鉄もやっていたはず。たたら製鉄という古代日本のガラパゴス技術がある。
それで私、さっきふと考えまして、これからは日本海側の時代なんですよ。
50年くらいかけて、ゆっくり静かに経済の中心は日本海側に移る。これはもう止めようがない。
日本海側といえば、福井や新潟や鳥取などなど。いっちゃあ悪いけど、いま現在ほったらかしにされているような都市がこれからの50年で発展するんです。
なんでかといえば、現在の北朝鮮の羅先(らそん)。
これが、これからの時代の一大物流拠点になるからです。
地図をふたつ並べますよ。上が羅先の詳細地図。下が日本も含めて、羅先をおおざっぱに見た地図。
中国人民解放軍の瀋陽軍区が核
現在、中国の北京政府とアメリカのトランプ政権が、北朝鮮およびそのバックの瀋陽軍区(しんようぐんく)と対立しています。
北京・アメリカ VS 北朝鮮・瀋陽軍区という構図。
瀋陽軍区というのは、中国は軍区が5つあるんです。
そのうちの一つが北部戦区で、以前の北部戦区のなまえが瀋陽軍区。瀋陽軍区と呼んだ方がわかりやすいので、そう呼んでいます。
瀋陽(しんよう)は旧満州です。だからもともと大日本帝国の関東軍が乗りこんでいった場所でもある。戦前の日本人からしてみれば新天地だった場所です。
そして現在の瀋陽軍区、北京と対立してるんですよ。
すきあらば独立してやろうという気運がある。
そして強い。現在の人民解放軍のなかで最強の軍区です。
ただし核だけはもってないんだ。これが北朝鮮の核問題の本質。
瀋陽軍区は核技術を北朝鮮に流している。この事実を報じた記事があったはずなんですが、クリッピングし忘れて手元にありません。
瀋陽軍区についてはコチラ。
私はいま、上記著作のほかにも、瀋陽軍区にかんする資料を集めているところです。
プーチンを追いかければ、北朝鮮問題の行く先が見える
トランプと習近平、そしてプーチンが瀋陽軍区を放置するわけがない。
軍事問題でいえば核。
経済問題でいえば、羅先(らそん)の羅津(らじん)港がある。
羅津港はロシアがつくった港です。
プーチン・ロシアの極東重要拠点が、羅先(らそん)の羅津(らじん)港なんです。
「羅先経済特区」は朝鮮で最初の特区である。金日成(キム・イルソン)主席は14回、金正日(キム・ジョンイル)総書記は11回も現地視察をしたほどこの特区は重視されてきた。ここは中国・ロシアと国境を接し、羅津港という良港がある。この港は波が静かで水深があり、冬でも凍結しない。
「社会科学院経済研究所」の李基成(リ・ギソン)教授は「地理的優位性があり、東北アジアでも重要な特区」だと言う。中国の吉林省は海とつながっておらず、極東ロシアには不凍港はウラジオストクしかないため、歴史的にも羅津港は戦略的に重要な存在となってきたのだ。
私は、羅津港に関しては、プーチン大統領の複雑な動きを読み解くことから始めるべきだと考えています。
プーチンと習近平が共有している構想が、羅津港をチョークポイントとする壮大な貿易回廊なんです。
彼ら世界戦略家の頭にあるのは脱マラッカ海峡、つまりは脱アメリカなんです。
そして、これから徐々に羅津港が脚光を浴びてゆく。
日本も否応なく巻き込まれます。その結果が日本海側の地方都市の発展なんです。
こちらのサイトが、2013年まででちょいと古いですが、羅津港に関する記事をキッチリまとめてあります。
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