享(きょう)@q_ohhhです。
本日2017/07/11付けの日本経済新聞トップ記事。
労働時間の報酬ではなく成果報酬でいこうよ、と。
平日の9時〜17時ってピシッと決めなくても、売り上げ立てられたなら帰っていいよ、と。
ただしこれはホワイトカラーエグゼンプションで、肉体労働のブルーカラー以外が対象。
というか肉体労働の現場のお兄さん方は、わりとその日その日で労働時間まちまちですからね。
「今日はもういいや」と昼下がりに解散する現場もある。
私も日雇いで経験あります。
本当は夜までの作業が「今日はもういいや」と昼下がりに終わって、全作業分の8000円もらって「やったね」とほくそ笑んだ記憶があります。
時給はなくなる。
いまはまだ滑り出しのホワイトカラーエグゼンプション。
ですがこれは後々アルバイトにも波及しますよ。
時給なんて古いんですよ。おおざっぱ過ぎですって。
売り上げ0だろうが10万だろうが、一律時給1000円。
なんつーおおざっぱなんでしょう。こんなんでやる気でるわけないよ。
ちんたらやるに決まってる。
私は飲食店オーナーの方や某飲食サイトの方々と話したことがありますが、いまのアルバイト倫理はモノスゴ低いです。
連絡なしで面接キャンセルは当たり前。「面接にあわせて時間あけたこっちの身にもなってよ」らしいです。
ただしそれもこれも、時代がアルバイトをいじめ過ぎているからだとも言える。時給なんてやる気なるわけないでしょう。
私ならできるだけサボる道を探します。
評価経済というコトバが一時期、流行った。
評価経済なるものが、2011年あたりに流行りました。
岡田斗司夫氏のコトバです。
いい働きをすればそのぶんだけ報酬になる、ということ。
いままでは「いい働き」の基準はオーナーが決めるしかなかったけれど、みんなで評価するんだと。
たとえば居酒屋ならアルバイトも評価に参加する。オーナー、店長のみならず。
SNSの「いいね」に該当しますね。
「いいね」をたくさん集めた人が、高い報酬をもらう。
だからこれはリアルとバーチャルの垣根もなくします。
あとは職種も越えていきますね。1人の人が様々なコミュニティに所属するようになる。
たとえば、あなたはアパレルショップに勤めていますが、Twitterではアニメに関して呟いているとする。
あなたが呟いたアニメのニッチな情報にも報酬が発生するということ。価値あるものであれば。
ただしこれを実現するには、実現できるだけの柔軟性のある通貨じゃないとムリ。いまの円やドルじゃムリ。
柔軟性ある新しい通貨の構想を模索した著作がコチラ。
(カール・ポパー著「開かれた社会とその敵」をモジって。)
こちらは新しい通貨の設計図を書いた著作です。
職種も会社もリアルもバーチャルも、すべてがなめらかに繋がっている状態を実現するため「なめらかな社会とその敵」と銘打っているんですね。
しかしこれなあ。。2000年代初頭特有の、カッコよさげな造語でひっぱっていく著作なんだよなあ。
あんまり造語は多用しない方がいいよね。文章読めなくなるもん。
「なめらかな社会とその敵」。私は買って持ってます。好きな人は好きだと思う。
そしてついに2017年。出てきましたね。評価経済の雄。
評価が「自分株」というカタチで発行されるのが上のVALU。ビットコインでやりとりします。
いずれビットコイン以外の決済も可能になるでしょう。
税金も評価経済に巻きこんでしまえ!
政府も官僚機構も巻きこめばいいでしょ。評価経済に。
いい仕事すればそのぶん税金入ってくるんですよ。そんな過剰に取り立てなくても。
官僚さんだって顔だしていい仕事しましょうや。
気になるのが、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、仮想通貨のイーサリアムに目をつけている。
プーチンの場合はちょっと文脈ちがうんですが、イーサリアムをつかえば国家を評価経済に巻きこむことも可能です。
その端緒が、もう世界のうねりとして現れているということです。
インフレを瞬時に抱きこめる通貨じゃないと、評価経済はムリ。
インフレをうまく抱きこめる数式、アルゴリズムがないと仮想通貨ひいては評価経済は、うまく作動しません。
イーサリアムやビットコインのような通貨がないと。
日々価値は生まれるわけで。それに比して通貨も増える。これがインフレ。
これを瞬時に計算して、存在する価値量に照らして、通貨に反映させる必要がある。
そうじゃないと、せっかくいい働きをしてたくさん報酬もらったのに、インフレで瞬時に紙くず、もとい電子クズになる恐れがあるから。
だから評価経済には、柔軟性のある仮想通貨が必要。柔軟性のない円じゃダメです。
というわけで強引に話をまとめますが、時給は時代遅れです。
柔軟性のある通貨が、働き方さえも変えてゆきます。少しずつ評価経済に移行してゆきます。
だからこそ時代の先を見据えて行動しないと。
それでは。