BitMex(ビットメックス)はアジアのデカさを実感させる
哲学者のきょうさん@q_ohhhですよ。
BitMexという仮想通貨取引所があるんですね。
香港の企業。
ビットコインFXの世界では、かなり有名。
なんと100レバレッジにしてゼロカット仕様。(負けても証拠金が溶けるだけで借金にならない)
「なんで、こんな大風呂敷な商売できるの?どうなってんの?」と思って調べたら、とんでもない世界が見えてきましたよ。
こちらサンデー毎日の記事。
4人で1日6000億円動かす「仮想通貨取引所」驚愕の実態より
4人で1日6000億円動かす「仮想通貨取引所」驚愕の実態
2017年9月17日号
「ビットコイン」をはじめとする”仮想通貨”。謎に包まれた業界の意外な実態が、関係者の証言で浮かんできた。
仮想通貨の売買はインターネット上に開設された専門の取引所で行われ、円やドルなどと仮想通貨を一定レートで交換できる。その一つ、中国の「BitMEX(ビットメックス)」は、仮想通貨の取引高が1日6000億円超にも上る世界有数の取引所だ。だが、同社は香港を拠点としているとの「噂(うわさ)」がある以外、ほとんど知られていない。
果たして、仮想通貨の世界とはいかなるものなのか。同社の社員に会ったことがある日本人投資家のA氏が、取材に対し重い口を開いた。
A氏によると、オフィスはやはり香港にあった。ただし、大きな自社ビルではなく、1日数千円で借りられるようなコワーキングスペース(共同作業室)が仕事場で、社員はたった4人しかいない。通過取引はクラウドで処理、手元にはネット環境とパソコンがあればいい。仕事場は不定期で変わり、今はどこにあるのか誰も知らないという。
極端な秘密主義には理由がある。同社は有名な取引所とはいえ、実際は、仮想通貨に精通した個人プログラマーによる”お友達グループ”。少人数で6000億円もの大金を動かしているため、常に誘拐の危険がある。ネット上の取引所のセキュリティーは万全でも、リアルな世界では無防備なのだ。「住所が知られたら、あっという間にマフィアにさらわれる」(A氏)という。ネット世界でも安全とは言いがたく、ハッカーらから1日平均200回ものサイバー攻撃を受けている。
もはや、現金決済を好む日本人の想像を超えた世界と化しているのだ。
東京証券取引所などを運営する日本取引所グループの1日の売買代金は約3兆円。だがビットメックスはわずか4人で、その5分の1の額を動かしている。日本の金融業界は、こうした現実をどう受け止めるのか。
(大堀達也)
いやマジでスッゲー世界ですね笑
たった4人でマフィアを煙に巻きながら…。
命まるごと投げ出して商売してる姿。
ブラックラグーンそのものやん!
BitMexの実態知ったせいで、昨日からブラックラグーン見直してます。
東南アジアを舞台にしたマフィアアニメ。
タイに集まる有象無象。
ここに、日本のただのサラリーマンが流れ着くところから話が始まるんですね。
この作者のアニメ、僕は好きで。
「ヨルムンガンド」という武器商人の話もある。
こういう、荒々しくも縛られない世界が、いまもアジアのど真ん中で繰り広げられているわけで。
だからBitMexよ。
たった4人でアンタらすごいな!
BitMexの4人、僕は尊敬しますよ。
狭っ苦しい日本で、ちまちまママゴト暮らししてる自分を恥じるレベル。
BitMex(ビットメックス)は、日本国内取引所と対極
すべて、何もかも対極なのが、BItiMexと日本の取引所。
ゼロカットというのは、顧客に借金が発生しない仕組み。
「俺たち取引所がいただくのは証拠金まで!借金はぜんぶ持ってやるから存分に遊んできな!」という大風呂敷商売が、ゼロカット。
BitMexを初めとして、海外の取引所が採用しているやり方。
ある程度、スプレッド(買いと売りの価格差)をつくって、利益を出す構図。
取引が増えれば増えるほど、利益になる。
だから、ゼロカットなんて大風呂敷を広げてるわけですね。
一方、日本の取引所、ゼロカットできないんですよ。
日本の取引所に、こんな大風呂敷はない。
金融取引法第39条のせいで。
日本の取引所はゼロカットできない。
理由がいまいち釈然としない。"損失補填 – Wikipedia": https://t.co/lJLTKLVXqo
— 哲学者のきょうさん (@q_ohhh) December 17, 2017
日本の取引所は、顧客が負ければ得する仕組み。
スプレッドの利ざやより、客の負けが利益になる構図。
金融商品取引法みても1990年代が日本の分岐点だったと強く思う。
1990年代でマジで日本おかしくなった。
ローレンス・サマーズも大蔵省を制圧した。
第2のマッカーサーと呼ばれたのがサマーズ。
— 哲学者のきょうさん (@q_ohhh) December 17, 2017
どうも日本の取引所、1990年代から、税金創出装置に成り下がったよう。
にしても。
日本の取引所は、1990年代から税金創出装置になってるんだなあ。対極がBitmex。
100倍レバレッジ、ゼロカット仕様。リアルブラックラグーンやわ。
アジアのマフィアたちの世界。
丸腰で入っていける世界じゃないね。— 哲学者のきょうさん (@q_ohhh) December 17, 2017
哲ガキ的まとめ
さあそんなわけで!
BitMexをやろう!とは僕は言いませんよww
身ごと命まるなげの「半か丁か?」の世界に、おぼっちゃんがヨタヨタ入っていってもムリだって。
FX。
「ゼロカット」「ロスカット」「追証」のリスク理解すっ飛ばしてやってる人多くてゾッとする。— 哲学者のきょうさん (@q_ohhh) December 17, 2017
彼らBitMex4人の激しい生き方に付き合えますか?
明日、命すらないかもしれない。
そんな世界ですよ。
BitMexで取引するということは、BitMexの4人にも賭けるということ。
オススメはしないですね。
生半可な知識と態度で踏みこんでいい場所じゃない。
それでも「勝負したらあ!」という人も、僕は尊敬します。
ただし、正しい知識と最大の慎重さを忘れずに。
古風な日本男児はどうぞ。