新しい視点!仮想通貨NEM(ネム)の本質!

NEMは、地政学上最強

哲学者のきょうさん@q_ohhhですよ。

仮想通貨もってます。

僕がもってるのは、

  • イーサリアム(ETH)
  • リスク(LISK)
  • ライトコイン(LTC)
  • ネム(XEM)

NEMネム(通貨単位XEMゼム)は、すべてが高性能なわりに、特徴がないといわれます。

NEMの基本情報はこちらどうぞ。

たとえばイーサリアムやLISKならICO特化。

ICOとは、仮想通貨による株式投資のようなもの。

ビットコインやライトコインなら資産保存。

リップルなら国際決済。

それぞれ特徴があるなかで、NEMは高性能ではあるが特化する部分がない。

と、いわれるけどあります。

特化部分。

それは、地政学上最強、という点。

どういう事かというと、ミャンマーの事例。

ミャンマーの銀行、BC Financeにおいて、NEMの関連技術であるmijinが検証実験成功。

このとき、NEMの価格は一気に急騰。

そりゃそうだ。

こりゃビッグニュースですよ。

アジアの最後のフロンティアといわれるのが、ミャンマー、北朝鮮、フィリピンのミンダナオ島。

そのフロンティアの一角、ミャンマーの銀行を落としたんだから。

NEMの関連技術、mijinは、マイクロファイナンスに利用されるとの事。

マイクロファイナンスとは、まぁ小口融資ですね。

巨大な規模ではない事業ということ。

これ、大銀行はあんまやりたがらないんですよね。

大して金にならん代わりに、細々した仕事多いし。

よっぽどじゃないとやりたくない。

日本でもフリーランスの人間が、銀行融資を受けるなんて話、なかなか聞かないしね。

でも、小さなものでも集めれば利益は巨大。数は正義。

そんなマイクロファイナンスに、mijinの技術が使われるという話なんです。

フリーランス、個人事業、ベンチャーといった、これからの未来を担う産業戦士たちに対して(それも新興国)mijinは活用されるということ。

これこそNEMもといmijinの真の特徴。

ミャンマーは中国の生存圏

ミャンマーの発展は、100%保証されてるんですよ。

なぜかといえば、中国がパイプラインを通したから。

このパイプライン事業、中国は絶対に手放さない。

絶対に、絶対に手放さない

なぜかといえば、「マラッカ海峡航路」に打ち勝たねばならない。

マラッカ海峡は、東アジア貿易の大動脈。

だった。20世紀まるまる。

日本もマラッカ海峡が止まれば壊死する。

日本が輸入する石油は、イランのホルムズ海峡をでて、ここマラッカ海峡を通過してやってくるわけです。

あの大きなタンカー船ね。

たまに海見てりゃ走ってるやつ。

だから、日本の自衛隊もホルムズ海峡に駆り出されるやら何やら。

そんな、日本の生命を左右するマラッカ海峡。

中国すら依存してるんですよ。

中国沿岸部。

北京や上海、香港、アジアのシリコンバレーとの呼び声高い、深セン。

この依存体質を嫌うのが北京政府。

いまの中国の発展も、マラッカ海峡だより。

すなわちアメリカの覇権に依存してる状態。

これに北京政府は危機感を抱いてるんですよ。

なにがなんでも独自ルートが欲しい。

それで開発したのが、ミャンマー・チャウピューの港。

下に記事を引用しときます。

SankeiBiz【アセアニア経済】「一帯一路」の拠点に ミャンマーに強まる中国圧力、「内政干渉」警戒感より

新規案件の目玉は、ミャンマー西部ラカイン州チャウピューの港湾開発だ。中国の複合国営企業、中国中信集団(CITIC)が率いる企業連合が資本出資し港湾権利の70~85%を保有する方向で、ミャンマー側と今月から交渉に入るという。ミャンマー側は昨年、両国の対等出資を打診したが、CITIC側が拒否したとされる。

中国は、「一帯一路」構想の中で、同港を拠点の一つと見なしている。すでに中国南部の雲南省と同港を結ぶパイプラインを敷設し、天然ガスを輸送。今月からは、条件交渉で2年ほど遅れていた原油の輸送も始まった。中国は、輸入量の5%に相当する原油について、米国の影響力が強いマラッカ海峡を経ずに、中東などからタンカーで同港に陸揚げしパイプラインで調達できるようになった。

もう始まってる。

天然ガスは輸送できている。

だから、ミャンマーは必ず発展する。

中国にとっての、死活問題がからんでいるのだから。

ミャンマーいまこんな感じ。

この壮大な話と、NEMは結びつけて見なければ、その本質はわからない。

NEMはルールを作るコイン

NEMは、国家コインをめざす。

個人間のやりとりを越えて、国家創設コインとなる存在

日本でもジビエ流通に使われるmijin。

僕がこんなん書いてすぐのニュースでした。

ジビエって、一周まわって新産業だと、僕は見なしています。

細々と分散してやってきた今までのジビエ流通。

「コレを一括したろう!」という流れですね。

ホントmijinは、新興国や新産業のように、コレから伸びる領域にルールをもたらすんですよね。

mijinとシステムを同じくするNEMは、秩序コインですよ。

だからNEMの本質はルール形成であり、その行き着くところの地政学的勝利。

これはビットコインやライトコインとは真逆の方向なんですね。

ビットコインやライトコインは、秩序やルールといった「国家コイン化」を目指しません。

それどころか、国家から逃げる方向にむかう。

合わせて読みたい

上でも書いたけど「プレッパー」という存在。

ビットコインとライトコインは、こっち側の思想なんですね。

NEMは逆。国家コイン。

歴史は教えてくれる。ルールの方が強い。

で、歴史を見れば強いのは、国家コイン。

いまから1000年前、アッバース朝という世界帝国がありました。

正確には8世紀ですね。

バグダッドを首都とするイスラム帝国です。

これが世界の中心だったんですね。

ヨーロッパなんか手下どころかカス扱い。

ヨーロッパは、イタリアやスペインから細々とやってくるイスラムの富にくっついて、明日食うのにも必死の貧乏暮らし。

そんな時代。

有名なアラビアンナイトの頃ですね。

栄光のバグダッド。

いま僕たちがつかう金融の思想も、発展したのはバグダッドが最初なんですね。

バグダッドのユダヤ人が、はるか数百年後にイタリアにやってきて、金融技術をイタリア人に教えました。

ヨーロッパの発展はここから。

だから、その母体であるところのバグダッドの金融技術。

ここにも歴史の再現があって。

紀元10世紀頃、日本でいえば平安時代。

バグダッドにおいて対立があった。

現代でいえば無政府主義(ビットコイン派)vs国家主義(NEM派)。

無政府主義は、カライ派という集団です。

「俺たちを束縛するな!」という感じ。

それに対して国家を代表するのが、サアディア・ベン・ヨーゼフという天才学者。

「ここで結束してないとユダヤは生き残れない!」と言って。

国家主義者なんですね。

勝利したのはサアディア。

国家コイン派。

そしてサアディアの勝利が、「10世紀はユダヤ人の時代」と呼ばれるほどの繁栄をもたらしたわけです。

だからイスラム帝国のこの時代、バグダッドを拠点に、海を行き交う貿易が発展したんですね。

金融なしには、遠いとこ、知らない人との決済はできません。

アッバース朝の決済あればこそ、海上貿易は発展した。

※2018年1月3日追記

国際決済は、NEM(ネム)というよりRipple(リップル)の強い部分。

リップル、どうも裏のある通貨のよう。

銀行との提携、ぞくぞく進んでます。

日本の銀行も参加。

世界を変えるというより、いまある世界を持続させるコイン。

現状維持コインですね。

これは、非中央のビットコインの思想とは相容れない。

NEMともちがう。

NEMは、New Echonomy Movement ニューエコノミームーブメントでNEMですからね。

なーんかイヤな感じのリップル。

※追記終わり

それで中世の国際送金の話。

その余波は、極東島国、日本にまで及んだんです。

瀬戸内海を拠点にした平家の平清盛は、海上貿易のボス。

ひいてはコイン決済のスペシャリストだったわけです。

極東島国にまで広がってるわけですからね。

バグダッドやエジプトから、中国を経て。

中国の広州には、ユダヤ人街があったそうです。

規模のとんでもなさよ。

飛行機もタンカーもない時代に。

これも強力な決済能力があればこそ。

サアディアあとの国家金融あればこそですよ。

サアディア勝利の、遠い遠い最終余波が、日本にまで届いてるんですよ。

平家という存在にまで。

だから歴史から学べば、リップルが強い。

ビットコインよりも強い。

そのあいだを縫って、パラレル的に新しい世界を作るのがNEM。

  • 地政学(南アジア)
  • 新しい経済圏

これがNEMの特徴ですね。

NEM、リップルを後追いで成長することが予想されます。

哲ガキ的まとめ

今回の記事は、コレからのNEM研究の土台になるもの。

これはそのまま、アジア勃興の研究にもなるわけで。

中国の国家戦略の研究にもなるね。

いい入り口。

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