マーケティングを考えすぎた哲学者、悪に染まる

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いらん消費してるよね

きょうさん@q_ohhhですよ。

ここ最近、ずっと「人がモノを買う心理」について考えてます。

安けりゃ買う、逆に安心だから高いモノを買う、モノではなく体験を買う…etc

「買う」という行為の中に、幾通りもの動機があるわけですね。

ゲリラ戦略のことを前回書きました。

ゲリラ戦略とは、小さくてもいいから、自分が王でいられる規模の市場を手に入れること

ロールスロイスがいい例で。

あんな長い車、普段は乗らない、大手が欲しいだけの市場規模もない、でも小さいながらも需要はしっかりある

この考え方は、とくに起業化やフリーランスの人こそ大事だと、僕は考えているわけですよ。

合わせて読みたい→「気づかないとヤバい!0スタートならゲリラ戦略しかないよ!【マーケティング戦略】」

ただこれって、悪どさも隠れてるなあと思ったので今日の記事。

インスタントな夢を、永遠に消費する現代人

そんな図が、ふと僕の頭に浮かんだんですよ。

人の心の中こそ戦場

ゲリラ戦略には、ロールスロイスのように、わかりやすい特化が必要。

特化って、インスタントな夢に流れがち。

人の心に、わかりやすいイメージをつくりあげる。

だから人の心の中こそ戦場なんです。

インスタントな夢を人の心の中につくる。

p52~53より

マーケティングの戦場は心の中にある。

それはわかりにくく、やっかいな場所だ。

戦場全体は、わずか六インチ(十五センチ)の幅しかない頭の中。

これがマーケティング戦争の戦場であり、ここで敵を出し抜き、メロンほどの大きさの脳という山で敵を出し抜かねばならない。

これ読んで、「先進国すげえ」と思いましたよ僕。

だって、生きるか死ぬかの世界であれば、6インチの脳内が戦場にはならんですよ。

  • 食うこと
  • 安全の確保

大事なのはこの2つじゃないですか。本来。

先進国でなければ「脳内が戦場?なにいってんの?戦場はここだよ!リアルそのものだよ!

当然、そうなる。

だから6インチの戦場なんて想像するもバカバカしい。

でも!それが、実現してるんですからね。

我々はすげえ時代にいますね!

だから、先進国って需要そのものがバーチャル化してるんですよね。

心の中、バーチャルが戦場。リアルではなく。

著書「マーケティング戦争」にも書いてあるけど、

人間の心の中に、事実なんてありはしない。

あるのは認識だけだ。

認識こそが現実なのである。

需要が、リアルではなくバーチャルからやってくる世界。

とうとうこんなとこにまで来てしまったんですよ、現代人は。

悪のゲリラ戦略。心の穴を攻撃

ロールスルイスが、生活に必要ですか?

僕は全然いらんですよ。

でも結婚式や特別な日には乗りたい人がいる。(あと悪い人も…笑)

だから、ロールスルイスには需要がある。

ロールスルイスを筆頭に、ゲリラ戦略って根本的には、人の心の穴を埋めることでしょう。

だって、なくても生きていけるんだもん。

僕はいまだに、洒落たカフェの存在理由がサッパリわかりません。

スタバもいらんよ。

でも行きたい人は、一定数いるよね。

雰囲気とか?がいいんだよね。

心の穴を埋めてるよね。

逆にいえば、心の穴がある限り、需要は次から次へと生まれてくる。

心の穴。

これがゲリラ戦略のターゲットだ。

「心の穴があった方が世界は富む」という、哀しい逆説。

ミシェル・フーコーは、こんなことを言ってます。

『性の歴史Ⅰ 知への意志 』p184~p186(ミシェル・フーコー著 渡辺守章訳 新潮社 1986年)

 

血は長いこと、権力のメカニズムの内部で、権力の顕現と典礼の内部で、重要な要素であった。

(※中略)

戦争の名誉、饑饉の恐怖、死の勝利、剣を持つ君主=主権者、死刑執行人と死の刑罰、こういう形で権力は血を通して語った。

血は象徴的機能をもつ現実である。

我々のほうはといえば、我々は「性」の社会に、というかむしろ「性的欲望をもつ」社会に生きている。

権力のメカニズムは、身体に、生に、生を増殖させるものに訴えかけ、種を、種の力をその支配能力を、あるいはまたその用いられる適用性を強化するものに訴えかける。(※中略)

古典主義の時代に準備され十九世紀に実行に移された権力の新しい仕組みこそが、我々の社会を血の象徴論から性的欲望の分析学へと移行させたのである。

身体に、生に、生を増殖させるものに訴えかけ

って部分が大切。

これがゲリラ戦略。

つまりは、楽しいこと嬉しいこと。

恋愛は、最高の増幅装置ですねえ。

生の増幅装置で心の穴を埋めているあなた。

いいですねえ。

たくさん欲しがって、たくさん消費してますねえ、いいですねえ。

もっともっと、インスタントな夢にハマってね♡

というのが、ミシェル・フーコーの見る現代社会。

僕の指摘する悪のゲリラ戦略。

 善のゲリラ戦略は、どこにある?

インスタントな夢ってバカバカしい。

悪のゲリラ戦略だそれは。

でも、それでお金発生して世の中まわってるわけですからね。

僕は、動き方がわからんくなってきますよ。

でもこの矛盾を抱き込まないと、ただの偏屈ジジイになっちまうね。