哲学者のきょうさん@q_ohhhですよ。
年が暮れますねえついに。
この前、大掃除をしていて、上のチラシ発見。
2013年の年初に「2063年、僕らはどんな時代を生きているか?」というイベントを開催したんですね。
なつかしいな〜。
2013年からちょうど半世紀後の2063年。
ふつうに考えて、急激な変化を好まない日本でさえ、かなり変わってるだろうな、と。
いうなれば、アニメで見るような未来世界がホントに広がってんだろうなあ。
それでも、人間がのびのびとこの世を謳歌してないと意味ないんですがね。
僕らでさえ、100年前から見ればSFの世界にいるわけで。
高層ビル、飛行機、iPhone、21世紀初頭ですら空前の光景。
それでも日本人が、のびのびと生きてるかと言われれば、そうとは思えない。
精神が牢屋にぶちこまれた状態。
準うつ病患者の群れ。
お金、仕事、恋愛、友達、すべてに悩みを抱えた状態。
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あなたが生きづらいの、これもう個人の問題じゃない。
システムがガチガチに硬直してるんで、あなたは辛い。
システム。
システムといわれて、仕事ならまだピンとくるでしょうが、恋愛までもがシステムと言われるとわかりづらいですよね。
でもシステムですよ。
「恋愛」って、歴史的にはかなり最近つくられたコトバです。
上海でつくられた思想、もといシステムです。
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みんな苦しんでるからなあ。
2063年、表面だけSFチックになっても意味ないと僕は考えるんですね。
中身が、システムが変わってないと、結局生きる喜びを奪われたまま。
だから今日は、システムの話。
レールに頼らず、自分で立つ
用意されたレールで生かされていたのが、今までの日本人。
というか戦後の日本人。
いきなり大きな話をしますが、マラッカ海峡が日本人の生命線。
石油を筆頭に、ウルトラ重要な物資は全部ここを通ってやってくるんですよ。
日本人の生命線。ここが絶たれたら即死。
僕ら、全員即死ですよ。
北斗の拳の世界に様変わり。
このマラッカ海峡を抑えるのがアメリカ。
ただアメリカの没落が目に見えてきてますからね。
一帯一路
中国がぶちあげた「一帯一路」構想が、地図を塗りかえる図が現実になりつつある。
あーここもうパイプライン通ってんだ。
ミャンマーのラムリー島。
マラッカ海峡を通らずにすむルート。
中国の強大な武器。https://t.co/FhVmHHbkGb— 哲学者のきょうさん (@q_ohhh) December 2, 2017
もうミャンマーは完全に中国。
なんつったって、大動脈通ってんだもん。ということは、ユーラシアの南は中国のもの。
北朝鮮があるユーラシア東はロシア。羅津港のロシア。"ミャンマーを蝕む中国のエネルギー需要 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト": https://t.co/NVciyMbcHh
— 哲学者のきょうさん (@q_ohhh) December 2, 2017
こういう地図上の意味においても、日本システムは変わらざるを得なくなってるんですね。
航路がマラッカだけではなりつつあるんですよ。
オモロイですよね。
北極海ルート
これもオモロイ。
「北極海航路」といって、その名の通り北極海を通るんです。
ロシアの北の、なんかもう未開地域のイメージしかないとこね。
日本からフィンランドが一直線につながると考えれば。
南太平洋ルート
さらに僕が考えたいのは、南太平洋ルート。
まあここはなんの話題にもなってないんですが、2063年だし、ちょいと妄想を膨らませるとして笑
かつて、日本軍がアメリカ軍と死闘を繰り広げた地域ですね。
かつての血みどろの戦場が、商品いきかう航路として復活すれば。
ゆるやかな南国共同体ができあがるよね。
とはいえ完全に妄想ではないのが、日本とオーストラリアをつなぐ構想が、ぼんやりと存在すること。
田中宇さんが指摘。
一度、オーストラリアは日本に潜水艦を発注しかけたんです。
結局、フランスのどっかに発注したらしいですが。
「潜水艦」というのは軍事機密の共有。
だから、中国の目を気にして、結局オーストラリアは日本に発注しなかったんだと、田中宇さんは分析してるんですね。
日本ーフィリピンーオーストラリアの縦軸は、かなり可能性が高いと僕は考えてます。
だって、アメリカと中国に挟まれながらも、どちらも防衛線が伸びきってしまう空白地帯。
これから日本が、大きな経済発展は望まずに、それでもどこの覇権国にも依存しない道を選択するなら、この航路は超重要。
国家戦略として。
まさしくその名の通り、ブルーオーシャンですから。
人口少ないんで、需要は小さいでしょうけど。
地方の小企業みたいなもんですね。
それでも、大企業のサラリーマンよりも、小企業の社長さんの方が僕は尊敬できるね。
自分の運命を自分で決めることができるんだから。
太平洋の島々をつなぐ南国共同体は、日本の国家戦略として見据えるべきですよ。
もちろん、ロシアの北極海航路や中国の一帯一路とも、部分的につながりながら、平和にやってく前提で。
南国共同体。ここで仮想通貨の出番
南国共同体っていっても、決済がうまくいかないと貿易は成り立ちません。
だから、大陸の方が国ができやすい。
人の顔が見えるから陸の方が貿易しやすいんですよ。
歴史的に。原理的に。
だから海を基盤にした国って、決済能力が高いんですね。
絶対にミスのないようなシステムを作りあげる。
つまり、お金に強いってこと。
古代ギリシャとか、現イランであるササーン朝ペルシャもそう、あとはイスラムのアッバース朝も全部、海の航路に力を入れた国々。
これの再現が、2063年には起きるだろうなあ。
遠い国どうしが、優れたコインでつながりあう。
仮想通貨がつくりあげる未来ですね。
お金の本質
未来図を考えた時、僕が注目する仮想通貨はNEM(ネム)。
いまのとこね。
こんな感じで世界に広がってんのな、mijin。
"NEMとテックビューロとホリエモンとその仲間たちによる静かなるブロックチェーン革命 | カタリベ Kataribe": https://t.co/nokzMkMudh
— 哲学者のきょうさん (@q_ohhh) December 2, 2017
NEMは、VISAに匹敵する決済スピードを備えるとか言ってるし。実装予定。
あとはコミュニティをつくるんですよねNEMは。
まあ厳密には、すべての通貨はコミュニティをつくるんですが、NEMの強いのはPOI(プルーフ・オブ・インポータンス)システム。
「アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者」p134-p135より引用
「プルーフ・オブ・インポータンス」(POI)は、ネットワーク上の資産(仮想通貨など)の保有量・保有期間に加え、直近の使用頻度が高いほど、マイニングに難易度が低くなる仕組みです。
他の参加者と多くの取引を行い、ネットワーク内での貢献度が大きい人に、優先的に新しいブロック作成の権限を与える仕組みとなっています。
POIにおけるマイニングのことを「ハーベスティング」(harvesting)と呼びます。ハーベスティングを行う際に有利になる「重要度」は、①アカウント内の残高、②取引量の多さ、の2つによって計算されます。
マイニングを有利にする条件として取引量を組み込むことにより、コインが流通しにく苦なるというPOSの欠点を克服しようとしています。
つまり、NEMを使って活動すればするほど「価値のある人間」になっていくということです。
価値が返ってくるということ。
等価交換。
これ、お金の本質ですよね。
古代ギリシャでは、貨幣の測量単位を「タレント」と呼んだんですよ。
いま芸能人を呼ぶときにも使われてますが、もともとタレントは「才能」という意味。
才能やその人の特技が、そのまま価値になってお金になる。
これって本質そのもの。
「その人の価値」という実需で、貨幣の裏づけがとれるじゃないですか。
裏づけのない貨幣は、やがて消えてなくなる。
いま、金(ゴールド)という裏づけをなくした円やドルが、最期の時を迎えようとしている。
円もドルも、IMFやら仮想通貨リップルに飲みこまれるんじゃないですかね。
いやーな感じの世界通貨。
そんな動きがある。
何一つ、世界が変わらない。
だから僕はリップル持ってないんだよね。
ビットコインもまた「デジタルゴールドを採掘する」という物語で裏づけをとってるだけでね。
本当の、リアルの世界に何1つ価値を生み出してないんですよ。
そういう意味で、NEMの方が貨幣の本質を持ってるわけです。
まあ、ビットコインのデジタルゴールドと、リアルの実物ゴールドを掛け合わせるようなことを数学上おこなってしまえば、このデメリットは消え去ります。
「ビットコインの価値=ホンモノ✖️ニセモノ」という錬金術そのもののウルトラ通貨が生まれることになるんで、そのときこそビットコインは、本物の仮想通貨王者になるわけですが。
そうすれば金(ゴールド)が多くなって、第二次ニクソンショックは避けられるでしょう。
ニクソンショックは、「ドルを金(ゴールド)で裏づけるのはやめる!」とした、アメリカ没落の結節点。
歴史上、金や銀が手元になくなって覇権国は没落してゆく。
逆にいえば、覇権国の条件は、「金銀をどれだけ蓄えられるか?」ということに尽きる。
今、中国とイギリスが金(ゴールド)を握りしめつつある。
お金が生き方をつくる
まあとにかく、裏づけのある通貨じゃないと通用しないという話。
今のところはNEMが南国共同体をつくるのにも向いてるよねって話。
「2063年、僕らはどんな時代を生きているか?」のイベントでも、圧倒的に多かったのが、国家の概念が薄まるという意見。
仮想通貨は、まちがいなくそのインフラを整えるでしょう。
で、かつての太平洋戦争の戦場って、いまも日本語通じたり、日本人いたりで住みやすいみたい。
以前、「ボンビーガール」というテレビ番組で、マレーシアで暮らす女の子を取材してましたが、月3万円の家賃でプール付きの豪邸に住んでいたりで、圧巻でしたね。
ふつーに日本語で生活してるしね。
ま、通貨レートはこれから変わっていくんだろうけども、日本人が海洋アジアに散らばっている2063年は、わかりやすい未来として想定できる。
TRON・バーチャルリアリティで人間が生きる可能性
日本人は太平洋やらアチコチ散らばっていくんでしょうが、人間がデジタルの世界に広がっていくのも、そろそろ見えてきましたね。
マトリックスは有名だけれど、電脳世界を描いた作品も多いもんなあ。
これも有名。
これも。
僕は「ソード・アート・オンライン」よりも「ルサンチマン」の方が好きだったな。
青年マンガ系。
あと、こっちは絵がキレイだった。
やばいよねえ。
最後に紹介した「楽園追放」はもう、バーチャル世界が人間の住処。
かつての現実は、荒廃してるんですよ。
主人公の女の子は、カラダつくって、バーチャルの自分をインストールして現実世界にやってくる。
2063年、現実とバーチャルのどちらが覇権を握ると思う?
僕はさすがに、現実が強いと思いますが。
ただ2045年が、AI技術のシンギュラリティといわれてるんで、2063年には、もしかすると爆発的に広がってるかもですよ、バーチャル世界。
で、このバーチャル世界。
TRONという仮想通貨の出番があると僕は踏んでます。
ここ最近、仮想通貨界隈で話題に上がることの多い通貨。
今年のゴールデンウィーク前には、まだ殆ど名前を知られていなかったrippleの値段は僅か4円だった。
それがたった7ヶ月後の現在は120円と高騰し更に勢を増す気配を見せている。
そして私はtronにも同様の魅力を感じている。#trx #tron pic.twitter.com/s8HpXPgZY9— Master Kaeru (@frogestx) December 26, 2017
https://twitter.com/1life1time2018/status/944828305651277824
僕も持ってます、TRON(トロン)。
ブログ更新してないあいだ、ずっと仮想通貨のこと追いかけてたんですよね。
それで今、僕が持ってるのはLISK(リスク)、NEM(ネム)、TRON(トロン)の3つ。
いけいけドンドンの、そうとう前のめりのポートフォリオ。
この3つには可能性感じるからなあ。
それでTRON。
これ、最終的にはオンラインゲームのプラットフォームを目指している仮想通貨なんですね。
ただ、ゲームっていわれてもピンと来ないんですが、僕はオンラインゲームはこの先、現実の拡張へと繋がっていくと考えてるんです。
どうも現在、宇宙の研究は停滞してるみたい。
どっかの星に移住できるわけもなし、だから、そのかわりに人間の脳構造の研究に進んでいくと思う。
物理的な空間ではなくて、イメージの方で世界を広げていくわけですね。
国家予算としても、そっちの方が合理的。
そんな時代のスタートラインにおいて、TRONがいいポジション持ってんなあと。
ゲームですからね。
まさにイメージで世界を広げるわけでしょ。
あとは、ゲーム内で味を感じたり、酒に酔ったりできるようになればなあという話ですね。
それさえできれば、地球の反対側の友達とも「飲みにいこうよ」ができる。
ちょっと妄想が突っ走りすぎですがね。
ま、2063年の話なんで許して笑
哲ガキ的まとめ
ほんとはまだ書きたいことあったんだけども、かなり長くなってきたんで、このくらいで止めときます。
にしても。
2063年か〜。
「そもそも生きてんのか?」って話ですね。
今日生まれた赤ちゃんが、45歳になる頃。
赤ん坊よ、2063年、この記事が存在してたら読んでね。
2017年は、そろそろ暮れますよ〜。